消化管バリウム検査

きょうは消化管造影検査(“Gastorointestinal series” よくGIなんて略してカルテには記載しています)について。

みなさんも人間ドックでご経験がある方が多いと思いますが、バリウムを飲んでレントゲン写真を撮る...って検査です。

人間の場合はイチゴ味やバナナ味のバリウム剤に、胃を膨らますために発泡剤を加えて、レントゲン技師に「ゲップを我慢してくださいねー」って言われて、必死にゲップを我慢して、ゴロンゴロンと撮影台の上で何枚か写真を撮られるかと思います。

ちなみに僕自身は味の付いたイチゴミルク味のバリウム剤は嫌いじゃないです ww

 

しかし、動物は人間のようにおいしく??バリウムを飲んでくれません!

犬が好きそうなビーフ味もなければ猫が好きなカツオ味もありません。

ただの味もなんもない白い液体を誤嚥させないように口から飲ませます。(それでも頑として飲まない子は鼻にカテーテルを胃の手前まで入れて飲ませます。ウサギはこの方法でやります。)

どこの部位を調べたいかで写真を撮る時間は変わりますが、通常は0,5,15,30,60,120,240min...ってな感じで2方向から撮影していきます。

 

この猫ちゃんはプレーンの写真ですでに結腸内にウ○コが多く溜まっています。

初期の腎臓病を抱えて治療中なのですが、水をあまり飲んでいないためか便秘気味で、そのせいで吐いているのかそれとも胃の中に別の問題があるのかを調べるためにGIを実施しました。

猫は通常2時間程度で胃に入ったバリウム剤は小腸へ出ていきます。

しかし、この子は7時間経った写真でも胃内にバリウムが若干ですが残っていました。

やはり便秘症による胃腸の運動障害が嘔吐の原因ではないかと判断しています。

 

胃腸疾患の画像診断はほとんどを超音波検査で場所の特定などを行いますのでそんなに出番のない検査ではありますが、視覚的にも飼い主さんにも説明しやすいので個人的には好きな検査ですね〜♫

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