どんな時もじっくり丁寧に!

動物病院に来られる動物は犬猫ばかりではありません。

当院はウサギやハムスターを始め、フェレットやフクロモモンガにインコなどの小型の飼鳥がよく来られます。

犬猫に比べて対象が小さいため、容易に血液検査やレントゲン検査はできません。

注射1本するにも、とてもとても気を遣います。

検査ができないからといって適当に??診察していいわけでもありません。

小さくても飼い主さんにとっては大事な家族ですからね♫

 

先日やってきた子はペットショップから購入して数日の1ヶ月齢のゴールデンハムスター。

下痢が続いて、お尻周りが汚れて(“ウェットテイル”と呼びます)、心なしか元気がない様子。

幼若な個体のウェットテイルは場合によっては命に関わることがあります。

環境が変わったからストレスってことももちろんあり得ますが、最初っから『うん、ストレスだね』で片付けてしまっては何のための獣医師なのかわかりません。

何を与えているのか、いつから下痢なのか、正常な便はまったく出ていないのか、便の色は、食欲はあるのか...などなど話せない動物の代わりに飼い主さんにはこれでもか‼︎ってくらい問診を取ります。

その後、きちんと聴診をし、腹部を触診して、痛みがあるのかないのか、お腹が張っているのかそうじゃないのか、メスだったら子宮のトラブルもありますし、尿が出ていなくて膀胱がパンパンに膨れていることだってあります。

一見、下痢とは無関係なように思える症状でも小動物になればなるほど触診がとても大事になってきます。

 

今回、このお尻に付着していた下痢便から検出されたのは『小型条虫卵』

げっ歯類にはよく認められる条虫(サナダムシの仲間です)で、人にも感染する恐れもあります(人獣共通感染症)。

この寄生虫卵を落とすために駆虫薬を使わないといけませんし、人にも感染する危険性があるんだよ!ってことをきちんと伝えないといけません。

ただ下痢だからといってろくに診察もしないで下痢止めだけを飲ませていてもきっと症状の改善はないでしょうし、何よりも飼い主さんの不安を取り除けないですよね。

 

当院ではどんな動物でも分け隔てなく私の出来る範囲内で、じっくり丁寧に診察させてもらうことを心掛けています。

そのため場合によっては診察時間が自ずと長くなってしまい、診察待ちをされている方々にご迷惑をお掛けすることもあるかと思います。

「前の子の診察が長いなぁ〜」と思われた方は、どうぞ私がいま一生懸命に診察しているものだと思ってください ww

 

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