ハムスターの頬袋脱出

2月に入ってからエキゾチックアニマルの来院数がズバ抜けて多い大樹アニマルクリニックです ww

ウサギ、ハムスター、モルモット、デグー、インコ...と呼び寄せるんですかねぇ〜 笑

 

本日はジャンガリアンハムスターで比較的よく遭遇する『頬袋の脱出』です。

ハムスター類は口腔内の粘膜が一部変形した憩室(これが“頬袋”)を持っており、そこに食べ物を貯めて巣穴に運んだりします。

不思議とこの病気はゴールデンハムスターでは稀れです。

現在でも、なぜ頬袋が脱出するのか??病態は不明なことが多いとされています。

 

本人たちは口の横から出てきた頬袋が気になって仕方がないため齧ったり、餌が食べれなくなります。

口角部には“頬臭嚢”があり、非常に細菌感染を受けやすいため、速やかな切除・整復(たいていは今回のように外科手術が必要となります)を行い、抗菌剤の投薬を施します。

 

とても小さな動物なので、「ちょっと様子をみようかしら...」が後々に重症化することはそう珍しいことではありません。

犬猫のようにルーチンに血液検査ができるわけでもありませんし、レントゲン1枚撮るのも実は結構ストレスかけています。

別のハムスターですが、胸にできた3cm大のしこりに気づいたのは来院される3,4日前とのことでした。

その子もきになったんでしょう、しこりを齧ったか擦ったかで一部化膿・壊死していました。

腫瘍で間違いないでしょうが、たった3日で3cm大の大きさになることは通常ありません。

つまり、結構前からじわじわ大きく成長してきたはずです。

これは人間でも同じですが、腫瘍は小さいうちに見つけて早い段階で適切な処置を行えば、動物にかかる負担も軽くて済みますし、根治に結びつく可能性が高くなります。

 

動物たちは喋れませんし、ましてや自分で病院に行くことができません。

ですので、飼い主さんが常に触れ合って体の変調に気づいてあげる必要がありますし、それが生き物を飼うことの責任ではないでしょうか。

 

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