正月気分に浸ることなく当たり前の日常を送っている大樹アニマルクリニックです ww
きょうは、みなさんにぜひ読んでいただきたい1冊をご紹介します。
私はFacebookで目を通す機会があったんですが、読んでいくと次第に心が痛みます...
経済・技術で先進国と言われながら、動物愛護の点においては恥ずかしいくらい後進国となっている我が国。
動物を飼ったら最後まで責任を持って面倒をみましょう。
「自分の時間が持てない」
「こんなに大きくなるとは思っていなかった」
「仕事が忙しい」
「結婚した」
「子供ができた」などなど...
そんな如何なる理由も飼われている動物にとっては一切関係のないこと。
すべて人間の勝手な都合です。
どうぞ動物を飼う時はお店のその場の雰囲気に飲まれずに、いったん自宅に帰ってゆっくり考えてください。
『本当に今の自分にこの子の世話ができるのか...?? 最期まできちんとしたことをしてあげられるのか...??』って、どうぞ真剣に悩んでください。
生き物を飼う...ってことは時間的にも経済的にも相当な覚悟が必要だと思います。
たとえば、犬をとってみても小型犬と大型犬ではフィラリアのお薬やフード代をみても全然違いますし、散歩や運動をさせないといけない犬種だってあります。
子犬はやんちゃの盛りなので、部屋中のものを散らかしたり、倒したり、壊したり、何でも口に入れたり、あちこちでトイレを失敗しちゃうことだってあるでしょう。
猫も爪研ぎで壁のクロスをボロボロにされることだって考えられます(以前住んでたアパートでは悲惨でした... ww)。
機嫌が悪ければ不意に噛まれたり、引っ掻かれることだってあるでしょう。
良いことばかりでは決してないんです。
むしろ大変なことの方が多いのかもしれません。
それでも動物たちが授けてくれる屈託のない無償の癒しがあるからこそ一緒に生活できるんではないでしょうか。
動物を遺棄することは犯罪です!(動物の愛護及び管理に関する法律 第44条)
動物病院の前にダンボールに入れられた生まれたばかりの子猫を『可愛がってください』とか『里親を見つけてください』などの身勝手な手紙を残していることがありますが、これも立派な遺棄罪に問われます。
置いて行った本人は善意でやってるのかもしれませんが、自分で飼うことができないのであれば積極的に里親さんを探しましょう!
個人でできないのであればどうぞご相談ください。
殺処分になる動物が少しでも減ることを切に願います......
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