ノーベル医学・生理学賞

嬉しいニュースが飛び込んできました!

大村智 北里大特別栄誉教授が今年のノーベル医学生理学賞を受賞されました!

私の母校でもあり、学祖である北里柴三郎先生が受賞できなかったノーベル賞を115年の歳月を経て受賞されるなんて感慨深いものです。

 

静岡のとあるゴルフ場の土壌中から採取され、微生物から家畜動物の寄生虫駆除に効果を発揮する「エバーメクチン」という物質をもとに構造を少し組み替えた『イベルメクチン』が大村先生と研究機関共同で開発されます。

イベルメクチンは当初は家畜を対象に使用され劇的に食料生産率が向上したのに加え、当時ヒトの病気で熱帯のアフリカで蔓延していた蚊やブユが媒介する“オンコセルカ症”や“リンパ系フィラリア症”、“疥癬症”の特効薬として普及し、多くの命を救いました。

 

実はこの『イベルメクチン』は私たち動物病院でも以前から大変お世話になっている代表的なお薬で、フィラリア予防薬のひとつとして使われています♫

当院では注射薬を疥癬や毛包虫の治療でも使用しています。

私が30年くらい前に飼っていた雑種犬はこのフィラリア症で命を落としました...

あの頃は予防やドッグフードという概念も今ほど浸透しておらず、ましてや蚊に刺されて死んじゃう病気があるなんてほとんどの人は知りませんでした。

今ではフィラリア症はきちんと予防さえしていれば防げる病気のひとつになっています!

「散歩に行かないから」とか「蚊取り線香を焚いてるから」とか「人間は飲まないでしょ‼︎(笑)」...となんやかんやで予防を怠っているのは考えものです。

年々温暖化が進み、日本ではこれまで馴染みのなかった蚊が媒介する病気(昨年の“デング熱”なんかもそうですね)も報告されている時代です。

ついつい飲ませ忘れちゃってる方も飲み終わりが大事ですのでご来院くださいね!

 

実のところ、今回のノーベル賞で私的にピンポイントなのは中国人で受賞された屠呦呦さんの抗マラリア薬『アルテミシニン』の発見です(マラリア症も熱帯地域で蚊が媒介する代表的な感染症です)。

なぜなら、私の修士論文のタイトルが

 

「モルモット単一心房筋細胞のムスカリン性アセチルコリン受容体感受性カリウム電流に及ぼす抗マラリア薬artemisininの影響」

 

だからなんですが... ww

こんなところで久々に聞いた名前だったんでちょっとビックリですけど、僕もあのまま研究室に残っていればいずれノーベル賞も......

なんてバカな話はありませんよね〜 笑

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