卵づまり

「卵塞(らんそく)」「卵秘(らんぴ)」なんて呼んだりもしますが、文字通り卵が膣部あるいは子宮部で停滞して出てこない状態をいいます。

 

白文鳥のハクちゃんはこれまで産卵歴はありませんでした。

ただ、今朝から鳴かないし、餌も減ってなく、水ばかり飲んで、便がほとんど出ていない...との主訴で来られました。

触れば一目瞭然なんですが、総排泄腔に硬いコリッとした卵が詰まっていました。

 

インコ・オウム類の雌は尿管・卵管・腸管がすべて1箇所の総排泄腔(クロアカ)に開口します。

ですから、卵が膣部に詰まってしまうとウ◯チが出せなくなり、自ずと食欲も落ちてしまうわけです。

 

今回は用手でゆっくりと圧迫して押し出すことができましたが、あまりにも巨大な卵の場合は針を刺して内容物を吸引して取り出します。

安易に押し出すと総排泄腔が反転・脱出したり、壊死を起こしているケースもあるので自宅で行うのは控えましょう!

 

肝心なのは卵を作らせないことです!

特に大事なのは日周期で、光(太陽光でも蛍光灯でも)が当たる時間を10時間程度に留めておき、残りの14時間は遮光の布やタオルでケージを覆います

養鶏場のニワトリさんは、24時間ライトが点いた環境下に居るため毎日卵を産むわけです。

熱帯・亜熱帯に生息している野生のインコや文鳥、日本でもスズメがそうですが、産卵時期は気温が上がり雨の多い春から夏です。

そのため、ここ連日は雨が続いていましたので本能的に“雨季”と勘違いして産卵したのかもしれません。

また、鏡やおもちゃ、巣箱をケージ内に入れるのも控えておくといいでしょう。

頻繁に無精卵を産むようだと、低カルシウム血症になったり、卵の圧迫による坐骨神経の圧迫による脚麻痺は生じることもあります。


適度な日光浴とストレスのかからない日常生活を心がけましょう!

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