顔面神経麻痺

左眼の違和感を主訴に来院したYくん。

他院で結膜炎?と診断されたのか、処方された抗菌剤と角膜損傷を修復する点眼を点してたそうですが、一向に良くならずにやってきました。

 

問診をとってる間、私がずーっと気になってたのは写真でもわかるように右側の唇からよだれがダラダラ垂れていることでした。

神経学的検査を進めていくと、、、

  • 右眼の角膜反射や威嚇瞬目反応の低下
  • 右側の顔面知覚の低下もしくは消失
  • 右側口唇の下垂

などから、『顔面神経麻痺』が強く疑われました。

 

似たような病気で、「特発性三叉神経炎」というものがあるんですが、口を開けた時の筋の緊張が失われることが多いんですが、Yくんは問題ありませんでした。

また、Yくんは前々から慢性的な外耳炎の既往歴もあるので、「末梢性前庭疾患」も鑑別リストに挙げられますが、捻転斜頸や眼振などがみられないことから除外。

さらに、左眼の眼瞼下垂ってことから鑑別で挙げられるのは、「ホルネル症候群」という病気ですが、特徴的な眼瞼下垂・眼球陥凹・第三眼瞼突出・縮瞳の4つの症状のうち、眼瞼下垂以外は該当しないことから左眼の違和感はまた別の問題かもしれないと判断しました。

 

治療は何もしなくても治っちゃうこともありますし、原因が耳のトラブルからきている可能性が高いならば抗生物質の投与、神経系に働きかけるビタミンB群の投与があります。


幸いごはんやお水も問題なく摂取できているんで、早く良くなってくれるといいね!

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