猫の歯肉口内炎

写真のネコちゃんはまだ3〜4歳ですが、口峡部から舌根部にかけての粘膜が著しい腫脹と発赤がみられます。(左写真)

これまでNSAIDs(非ステロイド剤)の内服を行なってきたようですが、ほとんど効果はなかったようです。

こうなっちゃうと食べたいけど、“痛い!!”もんだから、柔らかい缶詰であっても食べるのを躊躇してしまいます... 。゚(゚´Д`゚)゚。

口腔内の環境もドンドン悪くなり、歯周病も合い重なって、『歯肉口内炎』...というネコちゃんにとっては最悪の状態になります。

このような猫の歯肉口内炎にはいろいろな原因(ex.FIV,FCV,FHVなどのウイルス感染症)があるといわれていますが、未だによくわかってない病気です。

 

治療は内科治療としてステロイドやNSAIDsで炎症と痛みを取ることが多いですが、徐々に効かなくなってきます。(*´Д`*)

そうなると外科介入が必要となりますが、効果的だと感じているのは抜歯処置(全臼歯抜歯 or 全顎歯抜歯)です。

オーナーが一番気にする点としては、「歯を全部抜いちゃってごはんは食べれるの?」だと思います。(*・∧・*)?

人間とは解剖学的な歯の構造と咀嚼機能の違いがあるため、全ての歯を抜いた後でも採餌行動に影響はなく、ドライフードでもOKです。

 

残っていた歯を全部抜いて、歯槽骨表面をダイヤモンドバーでトリミングして、中性電解水で口腔内を洗浄し、抗生剤のタブを抜歯窩に入れて、吸収糸で歯肉粘膜フラップを縫合して終了しました。

歯を抜いただけですでに赤みがちょっと引いているとは思いませんか?(右写真)

数日で腫れや痛みは消えてくると思いますので、また元気にモリモリごはんを食べられるといいですね♫(=^ェ^=)

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