2016年
1月
20日
水
今シーズンの初雪・初積雪でしたが、日中は天気も良くってすぐに溶けちゃいましたね〜
うちのワンコ達は雪ではしゃいでましたが、ベチャ雪なんで足がベタベタになって汚れただけでしたが... ww
きょうは歯が欠けちゃった子の手術を行ってました。
いつ欠けたのか不明...とのことでしたが、本人は至って普通で痛みもない様子です。
麻酔下でレントゲン検査を行いましたが、幸い歯髄・根尖部・歯槽骨に目立った異常所見はありませんでした。
赤く見えてるのは歯髄ですが、新鮮血の出血もあり、検査液で蝕歯(虫歯ですね)の所見もなく、車の板金塗装と似た行程《下地処理→穴埋め→ヤスリ掛け→ボンド塗装→錆止め→表面塗装...ってな具合でしょうか ww》で最後にレジン(紫外線を照射するとカッチカチに硬化します)で固めて終了としました!
仮に処置前のレントゲンで歯髄がダメになっているようであれば、根管治療を行うか、場合によっては抜歯...となるところでしたが、今回はどうやらここまでの処置で大丈夫と判断しています。
硬いものを齧ったり、偶発的にどこかに歯が当たってしまうことで、歯が欠けてしまうことがあります。
犬歯ならともかく、今回のような奥歯(臼歯)になると普段から歯のチェックができていないと飼い主さんも見過ごしてしまうケースもよくあります。
硬いものは与えない! 歯磨きのトレーニング! を、心がけていつまでも健康的な歯を保ちましょう♫
2016年
1月
18日
月
昨日まで看護学校の学生さんが1週間インターンシップで病院実習していました。
骨折の手術やグレートデンやピットブル、ブルドッグなど普段は見ないだろうって犬種も来院し、フェレットやインコなどのエキゾチック動物の診察も体験できて、きっといい経験になっただろうな〜って帰って行った後にこんな時間外診療が...
自宅の浴室の窓枠に引っ掛かって(どうやったら引っ掛かるのか謎ですが...)、右後肢の踵部分で骨が飛び出していました‼︎
ちょっとグロテスクなんでぼかしてありますが、この状態になってからだいぶ時間が経過しており、自ら舐めていたためか足先は壊死しかかっている状態でした。
仮に骨折の整復を行っても細菌感染を起こしていると危険な状態なことも考慮して、仕方ないですが断脚術を実施したところです(今回は大腿骨の真ん中あたりで骨切りを行う方法で行っています)。
痛みがかなり強い手術なんで、ガッツリと鎮痛剤を使って痛みのコントロールをしています(今はスヤスヤ寝てくれてます zzz)。
3本脚になってしまいましたが、後肢の断脚後は比較的リハビリなしでも問題なく歩いてくれる子がほとんど。
ただ、これまでみたいにジャンプしたりすることは難しいかもしれませんね。
まだ6ヶ月齢の子なんで、適応能力も高いでしょうからきっと問題なく生活してくれると期待しています♫
2016年
1月
06日
水
正月気分に浸ることなく当たり前の日常を送っている大樹アニマルクリニックです ww
きょうは、みなさんにぜひ読んでいただきたい1冊をご紹介します。
私はFacebookで目を通す機会があったんですが、読んでいくと次第に心が痛みます...
経済・技術で先進国と言われながら、動物愛護の点においては恥ずかしいくらい後進国となっている我が国。
動物を飼ったら最後まで責任を持って面倒をみましょう。
「自分の時間が持てない」
「こんなに大きくなるとは思っていなかった」
「仕事が忙しい」
「結婚した」
「子供ができた」などなど...
そんな如何なる理由も飼われている動物にとっては一切関係のないこと。
すべて人間の勝手な都合です。
どうぞ動物を飼う時はお店のその場の雰囲気に飲まれずに、いったん自宅に帰ってゆっくり考えてください。
『本当に今の自分にこの子の世話ができるのか...?? 最期まできちんとしたことをしてあげられるのか...??』って、どうぞ真剣に悩んでください。
生き物を飼う...ってことは時間的にも経済的にも相当な覚悟が必要だと思います。
たとえば、犬をとってみても小型犬と大型犬ではフィラリアのお薬やフード代をみても全然違いますし、散歩や運動をさせないといけない犬種だってあります。
子犬はやんちゃの盛りなので、部屋中のものを散らかしたり、倒したり、壊したり、何でも口に入れたり、あちこちでトイレを失敗しちゃうことだってあるでしょう。
猫も爪研ぎで壁のクロスをボロボロにされることだって考えられます(以前住んでたアパートでは悲惨でした... ww)。
機嫌が悪ければ不意に噛まれたり、引っ掻かれることだってあるでしょう。
良いことばかりでは決してないんです。
むしろ大変なことの方が多いのかもしれません。
それでも動物たちが授けてくれる屈託のない無償の癒しがあるからこそ一緒に生活できるんではないでしょうか。
動物を遺棄することは犯罪です!(動物の愛護及び管理に関する法律 第44条)
動物病院の前にダンボールに入れられた生まれたばかりの子猫を『可愛がってください』とか『里親を見つけてください』などの身勝手な手紙を残していることがありますが、これも立派な遺棄罪に問われます。
置いて行った本人は善意でやってるのかもしれませんが、自分で飼うことができないのであれば積極的に里親さんを探しましょう!
個人でできないのであればどうぞご相談ください。
殺処分になる動物が少しでも減ることを切に願います......
2016年
1月
03日
日
あけましておめでとうございます!
本年も変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い致します m(_ _)m
2016年の診察は本日午後より行っています。
さて、みなさんお正月休みはどうでしたか??
うちはというと、例年通り...いや、昨年よりも時間外の電話が鳴ってました... 苦笑
対応できる範囲の診療は行っていましたから、30日午後から2日までお休みいただきましたけど、結局なんやかんやで夫婦揃って仕事に明け暮れてましたね〜 orz
近隣の動物病院さんはどこもお休みですから致し方ないのですが、当院も限られた人員でしか対応できません。
どこぞのネットサイトでうちが「24時間対応」や「夜間診療を行っている」的な文言が記載されているそうですが、そんなことはありません‼︎
病院のHPには『可能な限り対応』『時間外受付は24時まで』と記載されていますのでお間違えのないようにお願いします。
診療時間外ですので電話が掛かってきてもすぐに電話に出られないケースが間々あります。
休診日や時間外にお電話を掛けてこられる際は、かならず留守番電話にメッセージを残してください!
当院は初診でも受付を致しますが、留守番電話にメッセージが残ってない方には折り返しのお電話は致しませんのでご了承ください。